蜂について知ろう!特性を詳しく解説
日本で最も恐ろしい蜂は、スズメバチ。刺されてしまったら、最悪は死に至るケースも・・・。
もし自宅で見つけたら、「襲ってくるのではないか!?もしかして近くに巣があるかも!?」と不安になりますよね。
実は、平成26年~令和元年の蜂刺され死亡者数(※)を見てみると、毎年10名以上の方が亡くなっています。
そして、この6年間で最も死亡者数の多かった年は、平成27年の23名でした。
※出典:厚生労働省「人口動態統計」より
では、そもそもなぜ蜂はひとを刺すのでしょうか?
今回は蜂の特性について詳しく解説していきます。
蜂の特性とは
今回の記事では、主な蜂駆除の対象となる「スズメバチ」・「アシナガバチ」・「ミツバチ」の3種類についてご紹介します。
蜂の活動時期
蜂の活動時期は蜂の種類によって異なります。各種類の活動時期は以下のとおりです。
- スズメバチ
スズメバチの活動時期は5~11月だといわれています。
中でも6月~10月は凶暴で危険な時期であるため、特に注意が必要です。 - アシナガバチ
アシナガバチの活動時期は6~10月だといわれています。
中でも6月~8月は攻撃的になるため特に注意が必要です。 - ミツバチ
ミツバチは他の蜂と違い、年間を通して活動できます。
中でも10~11月は普段おとなしいミツバチが攻撃的になるため充分気を付けましょう。
蜂の活動時間帯
蜂は早朝から夕方にかけて、活発的に行動します。
昼間に、働き蜂が巣の材料やエサを探しに回るのです。
日没後は巣に戻り、幼虫にエサを与えたり、ゆっくりと身体を休めたりします。
蜂が攻撃的になる理由
蜂はこちら側が何もしない限り、襲ってくることはほとんどありません。
しかし、巣に近付いて刺激すると襲ってきます。
巣が危険な目に合うと蜂は攻撃的になるのです。
特に危険!スズメバチが攻撃的になる時期
刺す蜂の中で最も危険なスズメバチが攻撃的になる時期は、上記でも述べたように6~10月。
スズメバチにとってこの時期は繁殖期となります。
繁殖期は、幼虫がいる巣を守ろうと、特に警戒心が強くなるため攻撃的な状態になるのです。
蜂駆除の対象となる主な種類
ここからは「スズメバチ」・「アシナガバチ」・「ミツバチ」について更に詳しくご紹介します。
スズメバチ
主な種類について
オオスズメバチ・キイロスズメバチ・モンスズメバチスズメバチは種類がとても多く、世界では67種類のスズメバチが生息しています。
そのうち、日本で生息しているスズメバチは16種類です。
この16種類の中で上記の3種類は、凶暴で被害例も多いため、特に注意が必要です。
危険性について
巣に近づくだけで攻撃してきます。刺されたら、激しい痛みに襲われ、患部は大きく腫れ上がります。
また、アナフィラキシー(アレルギー反応)を引き起こし、じんましんや呼吸困難等になる可能性も。より酷い状態「アナフィラキシーショック」を引き起こすと、最悪は死に至るケースも・・・。
ただし、刺されたからといって必ずしもアレルギー反応がでるとは限りません。
巣をつくる場所について
天井裏・物置・戸袋・床下・木の根元・土の中など
アシナガバチ
主な種類について
セグロアシナガバチ、キアシナガバチ、フタモンアシナガバチアシナガバチもスズメバチと同様に種類がとても多く、世界では1,000種類以上のアシナガバチが生息しています。
そのうち、日本で生息しているアシナガバチは12種類です。
その中でも特に見られる種類が、上記の3種類になります。
危険性について
スズメバチに比べるとおとなしい性質ですが、巣を荒したり、蜂を触ろうとすると攻撃してきます。
毒もスズメバチに比べると弱いといわれています。ただし、激しい痛みに襲われ、患部は腫れあがる可能性も。アナフィラキシーショックを引き起こすと、最悪は死に至るケースも・・・。
巣をつくる場所について
軒下・ベランダ・植え込み・室外機の中など
ミツバチ
主な種類について
ニホンミツバチ・セイヨウミツバチ、ミツバチは種類が少なく、世界では9種類のミツバチが生息しています。
そのうち、日本で生息しているのはニホンミツバチとセイヨウミツバチのわずか2種類です。
危険性について
ミツバチはこちらが刺激を与えない限り攻撃してくることはありません。
しかし巣が荒されると、攻撃してきます。冬場は特に攻撃的な状態になっているので注意が必要です。
ミツバチの毒性は弱いのですが、刺されると痛みに襲われ、患部は腫れます。
またかゆみを引き起こす可能性も。スズメバチやアシナガバチと一緒で、アナフィラキシーショックを引き起こすと大変危険です。
巣をつくる場所について
屋根裏・床下・庭の木など
蜂について知ろうのまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、主な蜂駆除の対象となる3種類の蜂の特性について詳しく解説してきました。
蜂を見かけたら、刺激を与えずにそっと蜂から離れることが大切です。
毒が弱い蜂でも刺されると危険な目に合う可能性があります。
どんな蜂でも、見かけたら充分に注意しましょう。
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